NEP社が50台の「ANUBIS」 導入を決定(MERGINGニュース)


左より:Jasper van Eif, Chris Hollebone, John Guntenaar

NEP社は、世界的なメディア テクノロジーの巨大企業です。同社の中央集中型プラットフォームは、世界中のプロダクション施設,スタジオ,ショー会場など複数の遠隔地でリソースを共有できるクラウドとなっています。

IPのインストールは理論的には簡単ですが、効率的な運用は、小さいながらも重要なコンポーネントを慎重に検討する必要がります。

Merging社のAnubisは、既に多くの放送局で信頼できる機器として採用されていますが、NEP社は50台のAnubisを発注しました。

NEP社のマスター コントロール センターはオランダの Hilversum にあり、ここで技術的な決定が行われます。NEP社のリード ソリューション コンサルタント John Guntenaar氏は、同社の仮想エディット プラットフォームに適切な機能を提供する1つの機器を探していました。その機器はST2110環境で動作し、AES67ストリームを送受信できる必要がありました。また、ヘッドフォンかスピーカーでIPストリームをモニターでき、モニターの音量を制御できる必要がありました。

John Guntenaar氏は次のように語ってくれました。
「さまざまなユニットを見るのに多くの時間を費やしましたが、可能な限りワンボックスのソリューションを見つけることが目標でした。Merging社のオランダ代理店から Anubis について聞かされた時、私は興味をそそられました。Anubisをチェックしましたが、非常に多くの機能が備わっており、Merging社が小さなカスタマイズを行う準備ができていることが非常に喜こばしいことでした。」

Anubisに内蔵されたマイク プリアンプはボイス オーバーの録音に使用できるため、NEP社にとっては追加のボーナス的な機能となりました。

Anubisの機能は更新可能なソフトウェアによって制御されており、将来の開発と拡張を可能にしています。さらにMerging社の I/O を追加することで、より多くのストリームを処理できる能力を持っています。

Merging社の社長 Claude Cellier は次のように述べました。
「当初のアイデアでは、Anubis + Monitor は、Merging社の I/O をすでに持つ既存のクライアントにアピールできるというものでした。驚いたのは、多くの大手放送局が、Anubis が複雑なIP環境でのリモートおよび集中型の制作に最適なデバイスであることにすぐに気付かれたことです。私どもは自分たちの予想が間違っていることが証明されて喜んでいるという珍しい状況です。」

Anubisは、ネットワークのAES67ストリームを好きなスピーカーやヘッドフォンで手軽にモニターすることができます。


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