Pyramix V6.1 のハイライト
Microsoft DirectShowテクノロジーのサポート
この数年間、インターネットの普及によりMP3をはじめWMA,OGG,m4a,mp2,AC3など、圧縮オーディオファイルの新しいフォーマットが登場しつづけてきました。また、主にラジオ局からは、Dalet,D.A.V.I.D.やZenonに対応するMPEG1レイヤーIIに関するご要望も寄せられていました。
Pyramix V6.1は、これら圧縮オーディオファイルをタイムラインに直接乗せて再生することができます。Windows Direct Showに対応する新しいメディアハンドラーにより、メディアマネージメントで認識できるメディアは、直接タイムラインに乗せて再生が可能です。
Pyramixは波形をフレーム精度で再生中でもバックグランドで作成します。 また、これらの圧縮ファイルは他のスタンダード・フォーマット(pmf,
bwf,…)に変換が可能です。Windowsは90%のフォーマットとコーデックに対応しています。また特殊なコーデックが必要な場合、マージング社は使用可能なサードパーティのコーデックのリストを提供いたします。
新しいPyramixのメディアハンドラーは、様々な圧縮フォーマットに対応しており、将来の新しいダイレクトショー・フォーマットのほとんど(全て)に対応しています。
録音中のリアルタイム波形表示 “Display of Waveform while recording”

録音中の波形表示が可能になります。これは全てのサンプリング周波数,オーディオフォーマットにおいて有効です。
DSD,DXDでも同様の表示が可能となったので、録音後に行っていた波形生成時間が短縮され、録音中のレベル監視が可能です。
セーフティ・レコード機能

録音中にトランスポートのボタンを押してしまったり、マウスでカーソルを動かしてしまったりなどの事故を予防するための機能が追加さ れます。
このモードは“Internal Machine”メニューの中でのみ設定できます。録音中は、レコードボタンの上に“S”が表示されます。
リアルタイムのサンプリングレート・コンバージョン

プロジェクトのサンプリング周波数と異なるクリップ/メディアの貼り付けが可能になりました。例えば、48kHzのプロジェクトに44.1kHzのメディアを貼ると、リアルタイムで48kHzに変換しながら再生します。このオプションは、All
Settings > Playbackページで設定できます。
新しい波形ファイル・フォーマットを採用(.pk2ファイル)

v6.1では、これまでの波形ファイル(.pkファイル)の替わり に、新しいファイル・フォーマット(.pk2ファイル)を使用します。このファイルは<トラック数>倍、波形表示が速くなります。(例えば、24トラック
では24倍)また、波形生成をキャンセルする場合も瞬時に実行できます。
.pk2ファイルは、これまでのバージョンのPyramixでは表示できませんので、以前のバージョンでご使用の場合は、.pkファイルとして波形を再生成しなければなりません。尚、.pkファイルはv6.1で表示することが可能です。
Windowsスタートメニュー>すべてのプログラム>Merging Technologiesメニューの中にある、Waveform Generatorという新しいアプリケーションを使用すると、オフライン作業で波形の再生成を実行できます。
オートメーション機能に“Erace points in selection”を追加

このオプションは単純に選択した範囲からオートメーションのポイントを消すものです。選択範囲外にある2つのポイントを補間した値になります。
ミキサー・セクション内のカラーチェンジ
フェーダー別に下記の色識別が行われるようになりました。
| ● |
入力ストリップ: 白 |
| ● |
リターンストリップ: 黒 |
| ● |
VCAストリップ(Group): 青 |
| ● |
サブグループ・ストリップ: 緑 |
| ● |
AUXセンド・ストリップ: 黄 |
| ● |
Masterバス: 赤 |
新しいピーク・ダイアログ表示

スレッショルドで設定した数値外のピークレベルが発生した場合に、そ のソース(ストリップ/バス)とタイムコード,ピークレベルの情報がダイアログ・ウィンドウに表示される機能です。
ミキサーにグローバル・ステータス・ボタンを追加

複数のストリップをSoloあるいはMuteにした場合、一括してクリアできるボタンが、ミキサーの右側に追加されました。
また、メーターのオーバーロードをリセットするボタンも追加されまし た。
AUXサブグループ管理

サブグループは、FXチャンネルを簡単にマネージメントするための機能です。
これらは通常のストリップと同様、自動的にマスターバスへルーティングされます。リターン・ストリップは必要ありません。
ダイレクト・モニタリング・ストリップ
これは特別な入力ストリップで、遅延補正がかかりません。特に、録音時にミュージシャンにモニターを送るのに便利です。

ダイレクトモニタリングは、ミキサーのConfigurationページでストリップを加える時にDirect Monitoringのチェックボックスを入れることで作成できます。
これらは通常の入力ストリップのように動作しますが、AUXやサブグループにルーティングできません。また、(VSTエフェクトによる遅延を防ぐため)VS3エフェクトのみインサートすることができます。
MT ASIOブリッジ I/O

ASIOアプリケーションの出力をMassCoreのミックスエンジンとI/Oに割り当てることができます。
このブリッジは、Pyramixのタイムライン出力をOvationにルーティングすることができ、VS3コントロールパネルで、最大96チャンネルを割り当てることが可能です。
テキストマークからCDマークへのコンバート機能

コンポジション上のテキストマーカーをCDマーカーへ変換できます。 Markerタブにおいて変換したいマーカーを右クリックし、メニューから“Create
CD disc”を選びます。複数のマーカーを選択すると順番にCDマークへ変換されます。
これらは、CD/SACDタブにテキストマーカーと同じタイムコードと名前で表示されます。
ライブラリー/メディアマネージメント画面でのトリマー表示設定

ライブラリーやメディアマネージメントで、トリマー表示のOn/Offが設定できます。現在、16トラック以上か100個以上のクリップを含む場合にのみ非表示の設定が可能です。この制限は(本当に必要であれば)レジストリーで変更が可能です。
“Load a template”ウィザードの追加

プロジェクト作成時のウィザード(Project > New)に“Load a template”オプションが加わりました。 適当なテンプレートを選んだ後、プロジェクト・ワークスペース(プロジェクトの名前,フォルダー,メディアを格納するディレクトリー)をウィザードで指定することができます。同様のダイアログが“New
From Template”にも加わりました。
*注意) Pyramix V6.1のミキサーは、以前のバージョンとコンパチブルではありません。以前のバージョンで開く場合は、“Save Special”より適当なバージョンを選び保存してください。